介護者と利用者の合う・合わないはあります。

介護者と利用者の合う・合わない、好き嫌いはあります。


利用者さんと介護士同士でも、合う・合わないは当然あります。
「あの人は嫌や!」と、特定の介護士を拒否する利用者さんもいます。

例えば、移乗時に落としたことがある、もしくはお風呂場で誤って転倒させてしまったことがある
などの理由で、その介護士に対する恐怖心を植えつけてしまった場合があります。

その他に、会話中に利用者さんを傷つけるようなこと、怒らせるようなこと、自尊心を傷つけるようなことを言ってしまった場合もありますね。

でも1番やっかいなのは、「なんとなく嫌」という場合。汗
これはちゃんとした理由がないから、どうすることも出来ないのです。

「生理的に受け付けない」という言葉を使うこともあるかと思いますが、
これが利用者さんと介護士間に起こると実にやっかいなのです。

とある男性の介護士のことを、絶対に受け付けない女性の利用者さんがいて、
その男性介護士が居室に排泄介助に行ったら「あんたは来るな!」「他の人を呼んで!」などと言ったりときには体を叩いて拒否したり、「嫌いや!」と叫んだり・・・・。

それが半年以上も続きました。

私ならきっと、落ち込んで辞めていたかもしれませんが
その介護士さんはそんなことを言われ続けても、辞めるでもへこたれるわけでもなく、食い下がって
その利用者さんにむしろ積極的に話しかけていました。

そんな日々が半年以上続き・・・・。


ある時期を境に、利用者さんの拒否反応はなくなり、むしろ自分の子供のように叱咤激励するようになりました。
「あんたは、まだまだだな~」とか「あんたはアホやなぁ~」とか、からかったり
「あんただと安心するわ~」と言って、笑うようにもなりました。

誠実な態度は、やはりいつか実を結ぶもので、合わないからといって諦めるのではなく、
時間がかかっても、なんとか関係をうまく築いていくのも介護者の役目なのです。

勿論、合わずに終わってしまう場合もあるでしょう。
それもまたひとつの勉強です。

誰しもに好かれるのが理想的ですが、なかなかそう、うまくはいかないのが
人間関係というものですよね。