介護施設 利用者の「係」

介護施設 利用者に「係」を振り分けると生活にハリが出ると思います。


施設実習に行ったときのこと。

利用者さんの、洗い立ての服やバスタオルなどが運ばれてきましたので
「これは、たたんで利用者さんごとに分けたらいいですか?」
と、施設の介護士さんに聞いたところ、
「洗濯物をたたむ係は○○さんって決まってるから、○○さんと一緒にやってくれますか?」
と、言われました。

その利用者さんは「これは私の仕事なのよ~」と少し嬉しそうに洗濯物をたたみ、
「あ、これは○○さんのね」「この柄が○○さんは好きなのよね」など、
「さすがベテラン!」と言いたくなるような、洗濯物のさばきっぷりを発揮してくれました。

別の利用者さんは、食事のときの食器を並べる係だったり、配膳をする係りだったり・・・。
「私はお笑い担当なのよ」と言って豪快に笑い、食事の時間を盛り上げている利用者さんもいましたし
喫煙所でタバコをふかす利用者さんは、「私は「悪」担当だから」と言って不敵な笑みを浮かべるも、喫煙所の清掃等は怠らないという・・・とても素敵な人達の集まりで、私はただただ感動をしてしまったのを覚えています。

比較的健康な方達ばかりの集まりだったからこそ可能な部分もありますが、利用者さんそれぞれに「担当」を設けることは、非常にいいことかもしれません。
やはり、ただ生活しているだけでは、どうしても「張り合い」がなくなってしまいます。
「ここに住んでいるからには、何か役に立ちたいから」とおっしゃる利用者さん。
そんなことを言って貰える環境作りを頑張ってきた施設の方達も本当に素晴らしいものだと思います。