介護施設 利用者の「自立支援」

「介護」とは利用者さんの「自立支援」の手助けをすること。


利用者さんには、出来ることはやってもらう。これは当たり前のことです。
私達はお手伝いさんではありません。介護とは「自立支援」のことなのです。

なので、必要以上の手助けはしないことです。

必要以上のことをするということは「甘え」に繋がり、利用者さんの「自立」には全く繋がらなくなってしまいます。
「必要」なことと「必要ではない」ことの境目は結構、難しいかもしれません。

介護者が、これは手助けが「必要ではない」と判断しても、
利用者さん側にとっては「なんでやってくれないの?」と思うことがあるかもしれません。
その場合、「あの介護者は何もしてくれないのよね」という愚痴に繋がる可能性も否めませんが、
必要なのは利用者さんの望むもの全てを叶えてあげるということではありません。

例えばボタンをかけること。これは、指先が動く利用者さんなら出来ることなんですが、
利用者さんによっては、かなりの時間がかかってしまう場合もあります。
時間がかかることに利用者さん本人がイライラしてしまい「やって」と言ってくることもありますが、
それに全て応じることが果たして本当に正しいことなのでしょうか?

「せめて1つだけでもかけてみましょうか」「半分ずつかけましょうか」などと言い、
やはりご自分で「してもらう」ことが大切なのであります。

介護者はある程度の「見守り」が必要です。
利用者さんも、「これは自分で出来る」と思えるものが多い方が、やはり気持ちの「健康」にも大きな影響を与えると思うのです。

「絶対にこれは出来ない」と思うことが増えてしまうと、
利用者さん自身の向上心も失くなってしまうし、気持ちも落ちていく一方なので、
「ご自分でやってみましょうか」「挑戦してみましょうか」などの声掛けをし、できることは「できる」と認識して貰うことは大切なのです。