介護施設 利用者の人権

利用者さんの「人権」を侵害しないようにしましょう


施設で働いているときに、こんなことがありました。

とある寝たきりの利用者さんのお部屋に、排泄介助に入ったヘルパーさんがいました。
寝たきりなので紙おむつを常時使用しており、立位が保てないのでベッド上での排泄介助をすることになります。

何を思ったのかそのヘルパーさん、居室のドアを開けっ放しで排泄介助をしておりました。

排泄介助をしている姿は丸見え。しかもあろうことか他の従業員とおしゃべりをしながら楽しそうにおむつを交換しています。
これはもう、「人権侵害」としか言いようがありません。

貴方は人前でトイレのドアをあげながら排泄しますか?
排泄の最中にいきなりドアを開けられたらどう思います?

自分では絶対に考えられないようなことを何故、人に対して簡単に出来てしまうのか。
理解に苦しむ行為であります。

こういうことを簡単に出来てしまうのは、どこかで自分の立場を利用者さんより上だと思っているのではないかと思います。
もちろん、排泄に限らず、着替えや歯磨きのときなど、断り無く勝手に部屋のドアを開けっ放しにしておくことは絶対にしてはいけないことです。

ノックをしないで入室することも、挨拶もせず退室することもいけません。
例え耳が不自由で、聞こえないからといって「聞こえないからいいや」なんて思わないでください。

人権とは「人が人として生きる当たり前の権利」です。

貴方が「これだけは絶対にいや」とか「これだけはして欲しくない」と思っているものは、利用者さんにとってもまた同じだとは思いませんか?

もし、自分の祖父母や父母がそのような介護のされ方をしていたらどう思いますか?
自分がやられて嫌なことは人にはしない。当たり前のことです。何も難しいことではないのです。

「人権尊重」
学校でも何度も口を酸っぱくして言われるかと思いますが
それが出来ない人もたくさんいるように思います。