介護施設利用者の転倒

1度、転倒してしまった介護利用者さんは、気持ちが一気に落ちます。


お風呂が大好きな利用者さんがいました。
いつもいつも湯船にゆったりと浸かり、お風呂の時間が1番好きだと言っておられました。
私はその利用者さんの入浴介助がとても好きでした。
明るく元気で、湯船に浸かっているときはいつも、色々なお話を聞かせてくれたからです。

けれど、ある日のこと、その利用者さんがお風呂場で転倒をしてしまったそうです。
介助を担当していた介護士が、ほんの一瞬目を離したすきに転倒してしまったそうです。
頭を打ったり、血が出たり、特に目立った外傷もなく、その日は何とか無事に過ぎたのですが、
それ以来、その利用者さんはあまりお風呂に入らなくなってしまいました。

「また転んだら怖いから、お風呂はいい」「なんで今まで普通に歩けていたのに悲しい」とおっしゃり、
すっかり落ち込んでしまったのです。

自信を失った利用者さんは一気に気持ちが落ちてしまいます。

その日から数日後、今度はご自分の居室でその利用者さんは転倒されてしまいました。
いくら今まで元気で健康でしっかり歩けていたからと言って次の日もそうだとは限りません。
介護士が目を離すことがなければ、転倒は防げたことかもしれません。

利用者さんの転倒は本当に多いです。
現場で働くようになれば解かると思いますが
しっかりと歩ける利用者さんでも、目を離さないようにしてください。